正確な量&ミスト状の消毒液で効果的な手指消毒を実現
厚木看護専門学校は、1968年に創立された歴史ある看護学校です。社会福祉法人神奈川県総合リハビリテーション事業団が運営し、神奈川県の保健・医療・福祉に貢献できる看護師を育成しています。
医療系の専門学校ということもあり、手指衛生の意識は高く、コロナ禍以前から手指消毒は日常化していました。手動ポンプ式のディスペンサーは設置していましたが、コロナ禍での感染リスクや運用上の課題解決のため非接触式手指消毒ディスペンサーの導入を検討していました。
そんな同学校が、なぜCLEAN&GOの導入を決定し、課題解決につなげたのか、副学校長の五十嵐様と学校総務課の長塚様にお話を伺いました。
お客様名 | 厚木看護専門学校 |
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事業内容 | 専門学校 |
CLEAN&GOの使い心地は格別
お話の冒頭、副学校長の五十嵐様からお褒めの言葉をいただきました。
「本校の教職員は、医療者として、多くの種類のディスペンサーに触れてきました。その中でCLEAN&GOは、ミスト状のアルコールが手指にまんべんなく噴霧され、その使い心地は格別です。」
「床への液だれもなく、メンテナンスも簡単でした。スタイリッシュで、学生に好評です。」
手動ポンプ式のディスペンサーでは感染対策は不十分
「本校では手動ポンプ式のディスペンサーを利用していましたが、手指が直接触れる場合、ディスペンサー表面の微生物汚染は避けられません。利用者同士の交差汚染も避けられないことは科学的に証明されています。コロナ禍ではポンプを触ることでの感染リスクの拡大は明らかでした。また、手動式であるが故に噴射されるアルコ―ル量に偏りがあり、消毒が十分にできていないという課題もありました。」
五十嵐様は、看護学校が抱えるコロナ禍での課題を挙げました。
「看護学生は、実習のため病院や高齢者施設に頻繁に出入りをします。基礎疾患を持ち、免疫力が低下している方々に関わるため、感染症を持ち込まないために細心の注意を払わなければなりません。また、看護師国家試験は、新型コロナウイルス感染症に罹患した者は受験が認められず、救済措置もありません。1年間を棒に振ることになります。」
「緊張感を持って感染対策を行っている学生に、最善の環境を整えてあげたいというのは教職員一同の思いです。感染対策を徹底するために、すみやかに非接触式に変更していくことは早期から検討していました。」
感染対策に意識の高い学生からも、非接触式導入の希望が挙げられていたそうです。
触れずに消毒でき、消毒液の噴霧量が一定のCLEAN&GOを選択
学校総務課の長塚様は、製品導入までのご苦労をお話されました。
「これまで数多くの非接触式手指消毒ディスペンサーの情報を収集しました。しかし、なかなか導入に至りません。上司の妥協のない意見を聞き、さらによい製品がないかと模索の日々でした。」
このことについて五十嵐様のお考えを伺いました。
「手指衛生についての授業が終了していない1年生は、手指消毒の正しい方法とその根拠について理解が不十分です。また、学校は入学希望者の見学や出入り業者等、多くの来校者がいます。単純に非接触式に変更すれば課題が解決するということではありません。人の不十分さを補ってくれるのがすぐれた道具であり、製品だと思うのです。学生を守るものだからこそ妥協はできませんでした。」
そんな中、ダイレクトメールでCLEAN&GOを知り、高速の噴射スピードに加え、噴射状態がミスト状であるため、まんべんなく手指の消毒がいきわたり高い衛生レベルが実現できると購入を決定。
「導入は即決でした。他の選択肢はありませんでした。」
正しい手指消毒を補助してくれるCLEAN&GO
手指消毒は、標準予防策(感染症の有無に関わらずすべての患者のケアに際して普遍的に適用する予防策)として徹底した教育を行っているそうです。
「手動ポンプ式のディスペンサーでは、消毒液を手のひらで受けるため、自然と手のひらをこすり合わせることから始めてしまいがちですが、正しい手指消毒は、指先からです。これは非接触式ディスペンサーに変更したとしても、消毒液を手のひらで受けるタイプのものであれば同じことです。CLEAN&GOは自動で広範囲に消毒液が噴霧されるため、手を入れるだけで両手爪までまんべんなく消毒液がかかり、効果的な手指消毒ができています。」
CLEAN&GOについて感染を専門とする講師が「非常に効果的な手指消毒ができる。積極的に使用するとよい」と授業で話してくれたと学生さんが教えてくれました。
看護師にとって手指消毒は大切、しかし手荒れは大敵
五十嵐様に看護師にとっての手指消毒についてお話しいただきました。
「病院や高齢者施設等では、一援助ごとに一手洗いが原則です。1勤務帯で40~50回以上手指消毒しており、手が荒れやすい。しかし、看護師にとって手荒れは大敵です。ウイルスは非常に小さく手のしわや溝に深く入り込むので除菌しづらいのです。そこに手荒れやササクレがあると、さらに菌が入り込むスペースが増える。アルコールが沁みて痛みを感じれば、手指消毒の回数が減ることも考えられます。」
今回のお話を伺うにあたって、五十嵐様が学生さんにCLEAN&GOの感想を聞いてくださいました。
「今まで消毒をすると手荒れをしていたけど、今の消毒液は手荒れしにくいので消毒液が特別なんだと、学生の間で話しています。だからなるべくCLEAN&GOを使うようにしています。カッコいいし、気にいっています。」
学生さんの観察力に五十嵐様も驚いたそうです。
「学生が気にいって、使いたくなる製品を導入できたことがうれしいです。」
10Lの大容量タンクによって、消毒液の交換・補充の業務負担が軽減
消毒液の交換や補充が業務負担になっていましたが、CLEAN&GOが持つ10リットルの大容量タンクによってそれも削減できたといいます。
「ただでさえコロナ禍で様々な業務が増えていたところ、ルーティーンのように消毒液の交換、補充を求められてかなり大変だったのですが、大容量タンクのおかげでかなり楽になりました。」
スクールカラーにも似たデザイン
「デザインも購入の決め手になりました。ピクトグラムの色がスクールカラーに近く、営業さんから提案されたスクールカラーに合わせたサインパネルのデザインも相まって、特注のようで大変気に入っています。」
アフターコロナにおける手指消毒
アフターコロナにおける手指消毒についてのお考えをお伺いしました。
「看護師にとって手指消毒は必須です。新型コロナウイルス感染症蔓延の終息を願うばかりですが、私たち医療者が対峙する感染症は多種多様です。自分自身の健康と生命を守ってこその仕事だと考えています。学生にもそのことを学んでほしい。」
「病院や高齢者施設のクラスターはその大半が、職員の手指からウイルスや細菌を伝搬されての結果だと言われています。標準予防策として位置づけられている手指消毒ですが、当たり前のことを当たり前に行うことに価値があり、また大変難しいことでもあります。不手際によって患者に感染症を移すことは、相手の生命を脅かすと同時に、学校の存続にも関わる重大なことだと考えています。」
「手指消毒の徹底に、CLEAN&GOをこれから引き続き活用していきます。」